利用者様の視線

 先日、帰宅前の血圧測定をしているときのことです。

 一人の利用者様が「あんたもひどい手してるね」と、わたしの荒れた指さきを見ていわれ、ハッとしました。実は数日前、フライパンの焦げつきを落とすのに重曹をつかったとき、手袋をしなかったために手が荒れてしまっていたのです


 冬は手あれを起こしやすい時期ですので、同じ主婦として気の毒に思ってのことでしょう。しかし、つねに利用者様を気遣う対象として考えている自分にとって、利用者様からの気づかいは新鮮でとてもありがたく思えました


 主婦は年中なにかと仕事があります。利用者様のなかにも台所に立ったり掃除をしたりされる方もおられるでしょうが、いい加減、良い加減にこなしていただけたらと思います

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