母が階段から落ちた

昨年の秋、母が階段から落ちた。

頸椎骨折で緊急入院となり、手術後ヶ月のリハビリを経て退院となった。


自宅に帰ってきても落ち着かず、

「ここ、家だよね」

「なんもわからん」

と不安な様子が続いた。


首にコルセットを巻いて自宅で過ごすが、幻覚があったり、

テレビやエアコンの操作もできず、生活のほとんどに介護が必要となった。


せん妄、適応障害の症状は退院後2週間くらいで落ち着いてきたが、

認知機能の低下は回復せず、数秒前に話したことを忘れて繰り返し聞く毎日。

頸椎コルセット

洗濯もできるように

医師の了解を得て、すぐに

運動・認知機能訓練型デイサービスらっくねすと

訪問介護ライフケアおれんじのヘルパーによる入浴介助をお願いした。


らっくねすとおれんじヘルパーを利用して3ヶ月、劇的に認知機能が回復してきた。


首のコルセットも自分で装着できるようになり、
食器洗いや洗濯もやるようになった。

極めつきは、
携帯電話の検索機能を使って
クイズ番組の答えを調べている。

奇跡的な回復を目の当たりにした。
携帯電話を操作できるまでに

ペットボトルも開けられた!

運動は認知機能の低下を防ぐだけでなく、生活力の向上に繋がる。


数年前から開けられなくなったペットボトルのキャップも、

らっくねすの準備をしている時に自分でできて「おや、できたわ」と大喜び。

人の手を借りることも大切だけど、自分でできることはもっと大切。

どんなことでも自分の役割があるってことは素敵なこと。


失われつつあった母の自尊心を取り戻させてくれた

らっくねすのスタッフさん、

おれんじのヘルパーさん、

本当にありがとうございます。